| ●勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─ 勝間 和代 (著)
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : 再現性のある利益の上げ方は?
☆本から得た気づき : ▼『利益の方程式はこれだ。』(昨日のご紹介) ▼『顧客単価と潜在顧客数の関係』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から得た気づき(続き)
▼『顧客単価と潜在顧客数の関係』 さて、利益の方程式はわかった。 ということはかけ算の各要素を増やしていけば 最終的に利益が増えるんだな!
であれば、コストを抑えて原価を高めて さらに顧客数を増やせば完璧で、楽々暮らせるし〜
はい。その通りなのですが 実はそんなに甘い話ではありません。
当然ながら、顧客の単価を上げていくと 反作用のように・・・潜在顧客数が相反して減ってしまうためです。
説明が正確ではないかもしれませんね。 顧客単価を10%、20%とあげていくことは 付加価値を付ける(もしくは感じてもらう)ことで 顧客数をそれほど減らさないでもあげていくことができますが 2倍、3倍という数字はなかなか厳しいです。
私はよく喫煙者のひとに聞くのですが たばこひと箱がいくらまでなら吸い続けますか?と。
すると300円のたばこが500円くらいまでなら 多くのかたがOKとおっしゃいますが ひと箱1000円になるなら禁煙するとおっしゃる方が多い。 #いちぶお金持ちの方はのぞきます(笑)
つまり同じ付加価値である場合には 可処分所得がありますから、どうしても上限値が 存在してしまうのです。
ですからターゲットとする潜在顧客数を多くしようとすると・・ どうしても平均可処分所得の金額を低めに 見積もる必要がありますからね。
すると。。。最初は狭いターゲットに対して高い顧客単価 そこで投資分をきっちり回収して 徐々にターゲットを広げつつ単価を切り下げていく戦略が とられることが多いと本著では取り上げられていますが・・・
思うに、同じ付加価値の商品の単価を切り下げていくのは タブーであると思うのです。 というのは。。。仮に同じモノが時間がたてば価格が下がることが 知れ渡ってしまうと・・・ 高い価格の時に本来ならば買ってくれる人の一部までも 「価格が下がるのだったらまとう」と思われてしまうから。 先に動いたひとにより高い価値を提供できるような 方法をまぜてきっちりと、顧客層を広げていくことを 考えておく必要があります。
それこそが「気持ちよくお金を払ってもらう」顧客単価設定 でありますからね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『方程式に常に当てはめる』 顧客獲得コストはステージによって異なるし ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 利益は一つの商品、一つの広告によって きまるものではありません。
広告宣伝をすることで、完全に100%闇の向こうにいたお客様が 自分の商品に対してお金を払ってもいいと手を挙げてくれる わけですから、1回目の広告が赤字であっても 誰に対して伝えればいいのか?ということがわかるだけでも 大変ありがたいこと。
ただ注意しないとイケナイと思うのは その場合に、次の商品・サービスでいいものを宣伝したとしたときに 買ってくれる可能性のあるお客様にたいして広告をするということ。
最終的に100万円の商品を買ってほしいのに 100円の商品を買ってもらう広告を出しても 可処分所得が100万円ある個人もしくは法人のお客様を集めないと 全く意味をなしませんからね。
私自身もまだまだ試行錯誤していますが 実体験してみると、わかることは非常に多いです。
著者の勝間さんが、インターネットのビジネスを理解するために ご自身でアフィリエイトなども実験されたというのを読んで 小さなモデルで試行錯誤することが非常に大事だということを 改めて実感しました。
●勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─ 勝間 和代 (著) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4492556060/maruruchan-22/ref=nosim
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