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Re[1]: 回転寿司の経営学
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□投稿者/ まるるちゃん@エンビジ 一般人(13回)-(2011/10/29(Sat) 03:25:24)
| | | | | ●回転寿司の経営学 米川 伸生(著)
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : フードビジネスの先端を行く回転寿司とは?
☆本から学んだこと : ▼『二極化する業界』(前回のご紹介) ▼『回転寿司は「特化型事業」』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から学んだこと(続き)
▼『回転寿司は「特化型事業」』 店舗を構えるのだった大変なのに 回転寿司のように設備も大変だとすると、店を作るのは相当大変。
だから、大きい企業の方が勝つんでしょ?結局とおもいますか?
ここで興味深い統計があります。
日本の回転寿司マーケットの上位3社(大手ですね)の 市場シェアは約55%(2010年決算ベース)
これが高いかどうかを判断するために 他の飲食業種と比較してみましょう。
ハンバーガー市場の上位3社のシェアは92.5%(2009年度) 特に1位のマクドナルドはダントツで1社で75%以上。
最近いろんな意味で話題の牛丼業界も上位3社のシェアは 約93%(2009年度)となっています。
つまりハンバーガーと牛丼という業種は 規模が大きければ大きいほど儲かるという 典型的な「規模型事業」になっていることがわかります。
それに比べると、回転寿司の上位3社はどこですか? と聞かれても答えられる人は多くないのではないでしょうか?
わたしも、本著を読むまで知りませんでした(汗
ということは・・・ そうです。規模がおおきいことが=儲かること という規模型事業の形態になりきっていないのです。
たしかに回転寿司に行くときに「店舗のブランド」 味がおいしいかどうかや 値段が安いかどうかは気にするかもしれませんが メガチェーンだからという判断基準はもたないとおもいます。
そして「値段」だけではないからこそ 差別化要素がいろいろとあり 本著によれば「特化型事業」として 小規模事業者が大きな利益を上げる余地が十分にあるのです。
これは翻ってみれば インターネットの世界でも同じではないでしょうか?
たとえばサーバーレンタル事業は、固定費用も高く どうしても大手寡占が進んでいってしまってます。 わたしなんかもお世話になっているさくらインターネットさんはじめ 比較的大きな会社さんがやっていますからね。
でもこれがたとえばWEB製作なんかになると がらっとかわります。 製作業務がメインの会社で大きな会社でも 上場企業なんかと比べるとやはり規模がかなり小さくなりますし 個人のデザイナーさんが活躍する余地もたくさんありますよね。
わたしを含めて自分がたつ立ち位置の業界は どういう業界なんだろう?ということは常に考えてないと とるべき戦略が間違ってしまうという例かなと非常に思ってました。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『背景にあるものを常に考えてみよう』 おいしいものはどうやって提供されるのか ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 回転寿司の業界をまっこうから切り込んだ本というのは 初めて読んだのでとてもおもしろかったというのが 正直な印象です。
昔は「安いけどそれなり」という印象だった 回転寿司がここまでかわったのはなぜだろう? と思うことがあったのですが それに対する回答を明確に導き出してくれているのが 本著であると。
ただ非常に残念なのは 本著で紹介されている店舗がなかなか 行きやすいところに無いこと(^^;;)
特化型の店舗が多いので、どうしても 地域が限定されてしまうということは よくよくわかってはいますが・・
以前に能都方面に仕事の出張ででかけたり 金沢に出張に行ったときに おいしい魚を食べることができたことを 思い出しました(笑)
よだれがじゅるっとでそうです・・・
●回転寿司の経営学 米川 伸生(著) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4492502254/maruruchan-22/ref=nosim
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