| ●猛暑、厳寒で株価は上がる? ―地球温暖化で気象と経済の関係もガラリと変わる! 村山 貢司 (著)
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : 気象が与える影響をどうみていくのか?
☆本から得た気づき : ▼『気温が高いほど株価が上がる?』(昨日のご紹介) ▼『長期リスクと短期リスクの違いは』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から得た気づき(続き)
▼『長期リスクと短期リスクの違いは』 気象によって良い意味でも悪い意味でも影響を受ける ビジネスをしているのであれば、 悪い影響が最小限になるようにリスクヘッジをしようという 動きがでてくるのは当然のこと。
でも・・・このリスクヘッジ。 考えるべきは「長期的な視点」と「短期的な視点」の 2つがあるべきではないでしょうか。
まずは最近でてきている「天候デリバティブ」 これは簡単に言うと、予想されている天候が外れたときに 保険金を受け取れる仕組みのこと。 たとえば、電力会社。 その年の夏が予想したよりも「猛暑」になると 電力消費がエアコンを中心に増大して、利益がでます。 でも、「冷夏」になると、準備していた設備の稼働率がさがり 逆に利益は悪化します。
ところが、、同じインフラ産業である「ガス」。 本著によれば、ガスは最近の需要は「給湯」が主であるので 気温が高くなると元々の水温が高いので ガスの使用量が減るのだそうです。 つまり電力とは利益の構造が逆にできています。
であれば、電力会社とガス会社が保険を掛け合うことで 気象がどちらに動いてもある程度の保険がでるような 仕組み作りを出来ますね。
ところが。。。これは悪まで単年度あたりの補償でしか ない、つまり「短期的な視点」にたってみたリスクヘッジです。
というのは、、たとえば今後地球温暖化が進んで 気温があがりつづけるとしたら・・・ ガスの需要は夏に限らずもしかしたら冬にも減るかもしれない。
すると。。。保険会社側も支払リスクがどんどんでてくるので ガス会社からの保険料をあげないと成り立たなくなる可能性が あります。。。
これはまさに「長期的な構造」が原因による 利益の変動なので、短期的なリスクヘッジでは補いきれないモノ ですね。
ここの見極めは非常に大事です
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『リスクヘッジをすること』 収入の流れは多数持つべき ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 気象の話から、最終的にはビジネスの話に 落とし込んでみました。
「風が吹けば桶屋が儲かる」とはいいますが 世の中はすべての原因と結果の因果関係がわかっているもの ばかりではなく、推論が多分にその間に入ってきます。
だからこそ「1つ」のものに頼ることは 非常に危険なんですね。
仮に、まったく逆の動きをする2つの流れを持っていれば トータルとして「天候デリバティブ」ではありませんが リスクをヘッジすることができる可能性があるわけです。
もちろん、たくさんのことを同時にしようとすると 自分たちのエネルギーがいくらあっても足りません。
では「複数の流れ」を持つことができないのか? といえば「同時」にやるという制限をハズしてあげる 方法を何か考えてあげればよくなりますね。
その一つの答えが「資産」を持つことであり 不動産投資であったり、権利収入であったり印税・特許 どれも自分がそのときに動いた事による流れではなく 積み上がってきたモノになりますからね。
なかなか難しいので小さいところからがんばります(笑)
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