| "●戦略の本質 戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ 野中 郁次郎 他5名(著),
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : 歴史上の戦略から何を学ぶ?
☆本から得た気づき : ▼『なぜ逆転できなかったのか?』(昨日のご紹介) ▼『戦略は重層的である』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から得た気づき(続き)
▼『戦略は重層的である』 戦略上の失敗は、戦術上の勝利では補えない
こんな言葉を聞いたことがあるのは、歴史マニアくらいでしょうか(笑)
局地的な対決に勝利したとしても 全体の戦況を覆すことができないように そして、誤解を恐れずに書くと たとえ1度の試合に勝利しても、ペナントレースでは 勝てないように、全体の戦略で負けてしまっていると それを覆すことはかなり至難の業。
それも。。勝つ戦いというのは 戦略という広い概念から、戦術やそれを支える技術という 狭い視点に至るまで、一気通貫した統一された考え方をもっているからに 他なりません。
あ、正確には「より正しい統一性」を持った方が 勝つというともっと正しいのかな?と私は思ってます。 #当然ながらどちらにもミスであったり、齟齬があったりしますから。
本著で取り上げている事例でも 戦略の目的を達成するために、戦術を駆使している側が 勝利を最終的に収めている事例がたくさんでてきます。
そう考えていくと、政治と戦争というモノは 切ろうと思っても切り離せない関係にあります。
戦争を始める決断をするのが、政治家であるべきだ 現場の独走によって戦争を始めてしまうことの悲劇は いろんなところで見られていることですが それも、政治上の目的を実現化するための 手段に戦争が過ぎないことを忘れてしまっているからでは ないかと思うわけです。
孫子の言葉に戦わず勝つ事を上策とし、戦って勝つ事を下策 という内容のモノがあります。
これも、目的を達成するという戦略において 戦うことにこだわることの無駄を説いているとも 解釈できます。
ですからこそ、他の要素を一切無視して 戦術を考えることは戒めないといけませんね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『柔軟さと俯瞰性』 過去の失敗の列に並ばないようにするために ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 今回は、歴史マニアでかつ戦略・戦術にもとっても興味があるためか 偏った意見での書評になってしまったかもしれません(笑)
勝ちに偶然の勝ちがあっても 負けに偶然の負けはない ということはよく言われることです。
負けるにはなんらかの原因が必ずあり それは、くみ上げるべき戦略の流れに問題があることが 多いのでは?ということを歴史を振り返ってみると 思い当たるべきところがたくさんあると思います。
これはビジネスでも人生戦略でも同じことがいえること。
私も若造ですし、まだまだ戦略が組み立てられているとは とてもいえないような人生戦略です(^^;;)
ただ、短期目標においては その目標を設定したら、反するような戦術だけは とらないようにしないと!と常に思うようにしています。
そうじゃないと、目的が達成できないだけじゃなく 自分自身の信頼も失われてしまいますからね・・・。
●戦略の本質 戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ 野中 郁次郎 他5名(著), http://amazon.co.jp/o/ASIN/4532194628/maruruchan-22/ref=nosim"
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