| ●伝説の外資トップが説く リーダーの教科書 新 将命 (著)
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : グループの力を発揮させるリーダーとは
☆本から得た気づき : ▼『リーダーとして「方向性」をしめすこと』(昨日のご紹介) ▼『隗よりはじめよ:自分=社長は人財であるか?』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から得た気づき(続き)
▼『隗よりはじめよ:自分=社長は人財であるか?』 本著の大きなテーマとして私が感じたことの一つに 「人」というキーワードがあります。
会社という組織において、持っている財産といえば 有形資産(土地や建物、設備など)と無形資産に わけることができますが、 ノウハウなどの無形資産は、すべて「人」から派生するもの。 優秀な特許であれ、方法論であれ そのすべては「人」の頭の中から生まれるからです。
その「人」をマネジメントして行くに当たって 異なった性格や能力の人に一律に同じ方法論を あてはめてもうまくいくことはありません。
そこで、著者の新さんが提唱されているのは 「スキル」と「マインド」を軸にして4つに分類する方法。
その4つとは ●人財 スキル高・マインド高 ●人在 スキル高・マインド低 ●人材 スキル低・マインド高 ●人罪 スキル低・マインド低 という4分類。
たとえば、「人在」であれば、仕事はできるけれども 自ら積極的に動き出すマインドがないので 言われるまでは動かない=ただ存在しているだけ という意味で「在」を当てはめているとおっしゃいます。
逆に「人材」は、マインドは高いけどまだスキルが伴っていない という意味で、新入社員などが該当します。 すると、「人財」になる可能性がある材料という意味で 「材」をあてはめているわけです。
すると、この2つを考えるだけでも どのようにして、マネジメントしていけばいいのか?という 方法は当然異なるものになるはずですよね?
さて、この4分類をした後、一番最初に手を付けるべきところは どこでしょうか? ・人材をスキルアップして、人財にするべき? ・人在をモチベーションアップして、人財にするべき? ・人財をさらに加速度的に強化するべき? ・人罪を会社から外に出すべき?
いろいろとやることはあるのですが まっさきにやらなくてはいけないのは、 どれも違います。
最初にやらなくてはいけないことは・・・ リーダー自身が、ちゃんと「人財」になることができているか?
ということなのです。
すべてのことについて、部下よりも優秀である必要はありませんし 逆にそれでは上限値がリーダーによってきまってしまいます。
でも・・・リーダー自身が人財でなければ まわりに「人財」が集まってくることもありません。
任せるところは任せる、やるべきことはきちんとやる。 そういう体制を創り上げることができる鍵は リーダー自身にあるわけです。 日本にはいいことわざがいくつもあります。 隗より始めろ 率先垂範
決して忘れてはいけない言葉でしょう。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『隗よりはじめろ』 その上で、次に取りかかることができる ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 本著をもしあなたが読んでいたら 当たり前のことが書かれると思ったかもしれません。
そしてよりビジネス書をたくさん読んでいればいるほど そう思うでしょう。他で読んだと。
しかし・・本質は常に「シンプルである」ということを 忘れてはいけません。
私の場合、本著や著者の新さんのことに関して 予備知識がないまま、ショート講演を聴くチャンスをいただきました。
そこで、展開されているお話は・・・ 裏に重ねてこられたキャリアがにじみ出ていて すごい説得力を持って私に伝わってきました。
理念+目標+戦略=方向性
ということを考えると、まだまだできていないことが たくさんあります。
若い間に、いろんなことを経験・吸収していくうちに いろんなことにチャレンジできて、方向性を言語化できるかなと。
「日日新」=日日に新たに いただいた言葉を胸にがんばりたいとおもいます。
●伝説の外資トップが説く リーダーの教科書 新 将命 (著) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4270004401/maruruchan-22/ref=nosim
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