| ●儲かるビジネスには理由がある 竹之内 隆 (著)
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : コストとお客満足度の関係を改善する
☆本から得た気づき : ▼『平準化することの大きな利点』(昨日のご紹介) ▼『市場参入するときのブランド力』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から得た気づき(続き)
▼『市場参入するときのブランド力』 起業すると一番しんどいことは何か?
こう聞かれたときに多くの人が答えるのが 「会社の看板がつかえなくなったこと」
と答えると言います。
それまでトップ営業マンとして、たくさんの商品を 売りまくってきた達人であっても その自信を元に起業すると・・・ それまで売ってきた商品のブランドがどれほど 重要であったか!ということに気がつかされるわけです。
これは起業でなくても同じ。 ブランド力がない商品やサービスを売る!というのは 非常に苦しいことではないでしょうか。
なぜか?ということを考えてみると・・・ それは「知られていない」 ということに尽きます。
人や会社というものは、知らないモノに手を出すリスクを とるくらいであれば 知っている人や知ってる会社からモノを買うことを 好みます。
これはリスクを避けるという意味もあり そして、「同じモノであれば仲のよいところから買いたい」 という想いの発露ではないでしょうか。
となると・・・ブランドが全くない知られていない と売ることができないのでしょうか?
いえ、実は・・・
本著では「アストリア」というブランドのコーヒーが 実例として取り上げているのですが これがブランド力を持っていない市場に参入するときの 好例として学びがおおいものでした。
端的に言えば、一点突破=>全面展開 となるのですが、ある特定ジャンルにおいて 「ブランドを構築する」ことから始めるということです。
最初はランチェスター戦略におけるいわゆる「弱者」な われわれ。力がないのですからその力量で取り組むことができる 「狭い分野」をみつけることができるかどうかが 鍵な訳です。
ここでブランド力が小さいながらも創り上げることが出来ると・・・ 隣のマーケットにおいては擬似的にブランド力が構築された ことになるのです。 「あ、○○で有名ならこちらでも大丈夫かな」と。
この辺はいろいろと考えさせられることがありますね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『平準化することは大きな利点がある』 同じコストでより大きなキャパを ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 平準化がなぜ有効か?というのは 固定費と変動費というコストの2大要素を考えてみれば 当たり前のことかもしれません。 しかし、そうでありながらなかなか出来ないのも事実。 製造業のような大きな会社であっても 過大設備や季節変動に苦しんでいるのですからね。
でもそうは言いながらも固定費にはよい側面があるとも 思ってます。 それは・・・「追加費用なく、顧客にメリットが提供できる」 可能性があることです。
すでに埋没コスト(サンクコスト)として使ってしまっている 固定費ですから、そこからなにかひねった使い方を 思いつくことができれば・・・
私たちとしては追加でコストを払うことなく 「価値」を生み出すことができるのですからね。
視点を変えて考えてみたいと思います。
●儲かるビジネスには理由がある 竹之内 隆 (著) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4757215398/maruruchan-22/ref=nosim
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