| ●「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ 子安 大輔 (著)
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★ 『確かにいつもでてきます』
おいしいのなら文句ないのですが(笑) ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『さざ波と海流』 『基本価値と健康価値』
『俺のハンバーグ山本』 『飲食店の周り』
★━━━━本の著者に聞いてみたいこと━━━━━━━━━━━★ 『飲食店から学ぶことができるビジネスとは』 食べ物は永遠になくなりません ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から学んだこと ━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼『そもそも飲食店って儲かるの?』 ▼『「個店」の時代がやってくる』(次回のご紹介) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『そもそも飲食店って儲かるの?』 ビジネスをはじめるとしたとき、何が気になるのか? といえば、それは儲かるかどうかではないでしょうか。
この視点が全くないとすると、それはビジネスではなく 趣味の世界になります。 自分の好きなことだから、自分のお小遣いをつかってやりたいと。
なので、他のビジネスで成功した人が 「昔からの夢だった飲食店や喫茶店をやりたい」というときには 利益度外視で、税金対策でやるという場合もあるのかもしれませんが それは趣味であり、ビジネスではないと。
では、ビジネスという視点で考えたときに 飲食店って儲かるのでしょうか?
計算の経過は本著に譲るとして、だいたいの場合 お客様からいただいている金額の10%程度が オーナーのところに残るというのが飲食店の利益率だと言います。 #もちろん店舗や業態の差はあるとおもいますが #概略と言うことで。
この数字が大きいのか小さいのかは、いまあなたや 私たちが取り組んでいるビジネスと比較してみて、感じるところだと 思いますが、ここでタイトルにもある「お通し」の 存在がクローズアップされるのです。
というのは、思い出してみてください。 普通の居酒屋に入ったときのお通しの値段ってどれくらいですか? 300〜400円くらいというところだとおもうのです。
さてそんな居酒屋で私たちが一人当たり支払う金額は? というと3000〜4000円くらい。
つまり、10%程度の金額がお通しとして支払っている 換算になります(あくまでざっくりと)
さきほどの利益率に符合しますね(笑)
飲食店の大変なところは、お客様が当日来店して 何を注文されるのかがわからないというところにもあるわけで その分ちゃんと原材料を確保しておいたり、 注文からできるだけ早い時間でお客様に提供することで 満足感をえて、お金をいただくところにあります。
ところが、この「お通し」。 前もって準備しておくことも可能ですし、品目をお店の方で ある程度決めることができますから 当日の仕入れによって、原材料費が安いモノから選択することだって 可能なわけで、利益率がかなり高いことは簡単に予想できます。
逆に言えば、「お通し」がなくなってしまうと その分お店は他のところで利益を上げないと帳尻が合いませんから 料理の値段を上げるしかなくなるわけです。
本著では「外国ではチップがあるけど日本にはない」という視点が 書かれていて、その視点とお通しを関連づけているところが 非常におもしろいなと感じましたが トータルの「顧客単価」という視点で、お店で出されるお通しを みてみたいなと思ったところです。
・・・・・・後半に続く
●「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ 子安 大輔 (著) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4106103168/maruruchan-22/ref=nosim
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