| ●フィンランド流「伝える力」が身につく本 北川 達夫 (著)
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : 自分の考えや意志を伝えるには?
☆本から得た気づき : ▼『「論理的に話せ」という言葉のウラには』(前回のご紹介) ▼『「議論の出発点」はどこだろう』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から得た気づき(続き)
▼『「議論の出発点」はどこだろう』 やばい、会社の売上がさがってきた。
そんな事実が発覚したときに スタッフでミーティングをすることになりました。
さて、このミーティングうまくいくでしょうか?
そのためには。。 「売上が下がっていることは問題でしょうか?」 という問題認識が共有されていないと 話し合いはうまくいかないのです。
こう文字にしてしまうと当たり前のことですが 実は人によって考え方は大きく異なります。
売上がさがってきたとしても ・人をいれてないのだから、これくらいの規模で オッケーでしょう。
・やっぱり売上はあげないと会社が儲からない
・経費を削減すれば売上はあがらなくてもいい
この3人の間で、売上を上げなくてはいけない という問題点は共有されてないわけです。
ここで大事なのは「売上を上げなくていけない」という 問題点を強制すべきということではありません。
議論を始めるに当たって何が出発点か? ということを共有してからスタートしましょうということ。
売上を上げなくてはいけないという問題点が 共有されていなくても、会社が赤字になってはいけない と言う問題点は共有されていると言っても良いのではないでしょうか。
(一時的ならばともかく、恒常的に赤字の場合には 倒産に進んでしまいますからね)
そして黒字にするためにはどうすればいいのか? という議論をしていけば 健全な、そして前向きな話し合いができるということだとおもうのです。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『「論理的に話せ」=「私にわかるように話せ」』 常に頭から忘れないようにしないと・・ ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 元外交官というキャリアをお持ちの著者北川さんが書いた コミュニケーションスキルの本です
日本人同士であれば「前提」「土台」はある程度 共有化されていることが多いと言われています。 #最近は少し減っているかも知れませんが(^^;;)
でも、一歩日本から外に出ると 「え?そうなの?」 と思ってしまう出来事もしばしば。
そんな中でも相手の想いを予想し こちらの想いを伝えていくためにはどうすればいいのか?
そんな視点で書かれているのが本著ではないかと思うのです。
フィンランドかどうか、あんまり関係ないかも知れませんが(笑) フィンランド始め北欧諸国は 教育面をはじめ見習うべきところは多いですからね。
●フィンランド流「伝える力」が身につく本 北川 達夫 (著) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4806138584/maruruchan-22/ref=nosim
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