| ●売り方は類人猿が知っている ルディー 和子(著)
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : 万人に売れるヒット商品を作るには?
☆本から学んだこと : ▼『購入するときのキーワードは「安心」』(前回のご紹介) ▼『巣ごもりする消費者と低価格商品というエサ』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から学んだこと(続き)
▼『巣ごもりする消費者と低価格商品というエサ』 前回は購入のキーワードは「安心」が重要であるということを ご紹介しました。
人間は「失う」ことを嫌うという傾向があります。 また、人間の祖先といわれているサルも同じ習性があるのだそうです。 むずかしい用語では損失回避性と呼びます。
失うことを嫌う理由について考えてみると、もともと大昔、 人間は狩猟採集により生活を営んでいました。
某テレビ番組でも自然の中で狩りをしながら1ヶ月を過ごす生活が 紹介されていますよね。
この生活には毎日が飢えとの闘いになるわけで、 手にした食べものを失うことはなによりも恐ろしかったはず。
その遺伝子を現代の人間も受け継いでいると考えたらどうでしょうか。
不安の時代といわれる今、価格を抑えた商品でお客さんを集めたとしても その商品(低価格商品という「エサ」)を手に入れたお客さんは、 自分の巣に戻ってしまうのです。
たくさんの商品やサービスがあふれている世の中、たんじゅんに値段で 勝負しても、いずれは先細りすることが見え見えであることは 容易に想像ができます。
そうなると、やはり別の道を探っていくしかないのですね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『人の行動の裏側にある「感情」を考えよう』
人は必ずしも合理的に行動することはないので ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
私自身の買い物を考えてみたときに、 「衝動買い」とか「なんでこんなもの買ったんだろ」と 思うことがあります。
皆さんも押入れにいらないものが無数に眠っていたりとかありませんか?
人の判断は合理性よりも感情の方が上回ることもあるようです。
今回は触れませんでしたが、脳構造のことが本書では紹介されており、 意識、無意識の部分についても書かれていました。
「消費者の行動は気まぐれ、刹那的」
と言うのはかんたんですが、もしかすると共通する傾向が なにか見えてくるかもしれません。
そんな目線で考えてみると新鮮で気づきが得られるような気がしました。
●売り方は類人猿が知っている ルディー 和子(著) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4532260655/maruruchan-22/ref=nosim
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