| ●スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学 吉本 佳生 (著)
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : なぜ同じモノが違う価格なのか?
☆本から得た気づき : ▼『ペットボトルのお茶の価格』(昨日のご紹介) ▼『スタバではどのサイズのコーヒーを買うべき?』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から得た気づき(続き)
▼『スタバではどのサイズのコーヒーを買うべき?』 さて、本著のタイトルでもある スターバックスでコーヒーを買うとき どれを買うとお得か?
それを考える際には「コスト」というところに 着目するのが、本著のテーマでもあるわけですが・・・
今回のコストは「コーヒー1杯」を出すのに必要なコスト。 当然ながら原材料コストはかかりますが それ以外に発生するコストにも着目する必要があります。
それは・・・店舗のコスト+人件費コスト。 大体この辺になってくるとどんぶり勘定をしてしまい そうですが、ここではなるべく厳密にコーヒー1杯あたりの コストを考えてみたいと思います。
すると・・・気がつくかたはすぐかも知れませんが コーヒーの量が変わっても、1杯つくるのにかかる 時間はそれほど変わらない =人件費コストは、コーヒーの量によらない コーヒーの量が変わっても、お客さんの店舗での 滞在時間は、めちゃくちゃかわらない (量が2倍だからといって、時間が2倍ではない) =回転率は大きな影響を受けない
という考察が成り立つと思いませんか?
となると・・・コーヒー1杯あたりに含まれるコストのうち 固定費部分:人件費、家賃、光熱費 変動費部分:原材料 という考え方が成り立つと思うのです ビジネスをされている方であれば固定費・変動費の考え方は 十分に理解されていると思うので いまさらまるるちゃんが説明する必要もないですね。
ここまで考えると、お店側にとっては「客単価」を高くしたい わけですから、大きな量のコーヒー、例えば「グランデ」を 勧めたくなる理由はわかります。
逆に、お客さんにとっても、量が2倍なのに コストが2倍ではないわけですから、お得になっているんですよね。 実際には。
スタバに行くたびに「一番少ない量でも高いなー。 だったら少しでも量が多くお得になりたいな」という心理が わくのは、まるるちゃんだけではないのかもしれませんね(笑)
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『お客さんにとってのコスト低下と利益を両立させる』 そんなビジネス構造を考えること ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ ビジネスをしていくと、売上も大事ですが 存続を考えればより大事なのは「利益率」。
常に高い利益率を目指すことが正しいわけでは ありませんが、トータルで安定した「利益率」を目指すことは 悪いことでないばかりでなく、よいこと。
存続を続けてこそ、喜んで使ってくださっている お客様の期待に応えることができるわけですからね。
しかし前々から不思議に思っていたのは スタバは「割高」感があるのはまるるちゃんだけですかね?
ホテルのラウンジの紅茶なんかに比べると 全然高くないのですが・・・
ドトールなど、安いショップ | スタバ および同一クラス | ホテルのラウンジ
のように価格帯的にちょうど真ん中にあるせいか ラウンジのような高級感を感じられないから 相対的に高く感じるんですかね?
あ、もしかするとまるるちゃんはコーヒーよりも 紅茶が好きだからと言う単純な理由かも知れませんw
●スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学 吉本 佳生 (著) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4478002290/maruruchan-22/ref=nosim
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