| ●クルマは家電量販店で買え!―価格と生活の経済学 吉本 佳生 (著)
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★ 『売ってましたっけ?』
このタイトルとっても上手です。。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『コストベネフィット』 『裁定』
『ジェネリック』 『保有コスト』
★━━━━本の著者に聞いてみたいこと━━━━━━━━━━━★ 『なぜ経済活動はうまくいったりいかなかったりするのか』 その大本にあるモノを学ぼう ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から学んだこと ━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼『高級レストランのランチで儲かるのか?』 ▼『ジェネリック医薬品に対して先行医薬品がやすくならない理由とは?』 (明日のご紹介) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『高級レストランのランチで儲かるのか?』 夜は非常に価格が高いレストランであっても お昼のランチにでかけるととってもリーズナブルな価格で 食べることができる。
よくある日常の光景です(笑)
これ、なんでだろう?って考えてみたことがありますか?
わたしも、著者の吉本さんがおっしゃる一般人の 思考をしていたようで 昼のランチで損をしても、その一部が夜に来てくれれば いいから広告宣伝費みたいなものだ
と考えていたことがありました。
実際、その側面もありますが 実は逆にこれまで夜に来てくれていたお客さんが 夜よりも昼がお得ならば昼だけにしよう!と してしまう可能性もゼロではないので この広告宣伝費という理由だけでは実はメリットを 説明できなかったりします。
では、なぜだろうか?
というときに、頭に考慮するべきなのは 「固定費」と「変動費」という考え方。
経営をされている方はよくご存じかと思いますが お客さんが誰も来なくても発生してしまうコストってあります。
実際にお店をされたり事務所を構えている方であれば 店舗や事務所の家賃に、水道光熱費。 これは、売上がゼロであってもかかるもの。 インターネットでオンラインのビジネスをされている場合には サーバーの料金がこれに該当するかもしれません。
そして、レストランの場合には・・・ 夜だけの営業時間を昼に拡大しても ほとんどの場合家賃負担に影響はありません。
バイトなどを新規に募集するコストもほとんど発生しませんので ランチを実施するためにかかるコストのほとんどは 人件費の時間単価と、原材料費で収まるのです。
すると。。ディナーを考慮するときに考えないといけない 固定費部分がなくなりますから 実は・・・格安ランチであっても赤字ではなく 黒字に持っていく算段が可能となるのです。
一人当たりの利幅はとうぜん小さくなるため もうけが少ないのか?というと そこは回転率の高さで補うと。
こうすることで、利益を取りながらも 夜のディナーにお客さんを誘導することもできる。
実はコンテンツビジネスをされている方は 気がついている方は 結構あたりまえにやっていることではないでしょうか。
一度作ったコンテンツ。 そのときには制作費という固定費がかかりますが その後、マルチユースをちゃんと考えている人は いろんなところで、少ない変動コストのみで売上を上げて、 きっちり回収する。
そのときに、一元のお客さんに対しては 機能や内容を限定したりして、お得感をだす。
こういうきれいな流れのビジネスはとってもよいですよね。
・・・・・・後半に続く
●クルマは家電量販店で買え!―価格と生活の経済学 吉本 佳生 (著) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4478007519/maruruchan-22/ref=nosim
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