| ●会社のデスノート トヨタ、JAL、ヨーカ堂が、なぜ? 鈴木 貴博 (著)
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : これから目指していくべき活路は?
☆本から得た気づき : ▼『安くしたら本当に儲かるのか?』(前回のご紹介) ▼『重サービス業へのシフト』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から得た気づき(続き)
▼『重サービス業へのシフト』 「重サービス業」ってなんだ?
と思われるかもしれません。 本著の著者、鈴木さんが作られた言葉ですから無理もありません。
では、類推で考えてみましょう。 「軽工業」と「重工業」の。
この2つの違いってなんでしょうか?
・・・・
はい。前者が「労働集約型」であるのにたいして 後者が「設備投資型」であるといえるのではないでしょうか。
つまり、視点をあわせてみると 「初期投資が必要かどうか=参入障壁が高いかどうか」 というポイントです。
いわゆる先進国と言われる国々が はやいうちから「重工業」を推進することで その国力を高めていったように、 サービス業についても「重サービス業」化を推進していくのが 将来を開く道ではないか?という提言だと思います。
では「重サービス業」ってなんだ?
と考えると、現在のサービス業とは間逆の発想だと 考えればOK。
たとえば、これまでの警備会社が、家1軒ごとに 一人の守衛をつけていることを考えてみると #ちょっと例が極端ですが セコムなどのように、システムを導入して 人員の配置を最小限にするような形。
今の日本において実は、もっともコストがかさむのが 「人を介在させること」ではないでしょうか。
介護といわれる業界が、なぜ人手不足なのか? といえば、サービス提供者一人当たりで対応可能な サービス受益者(この場合には高齢の方が多い)の人数が 少ないのにもかかわらず、 受益者の方からいただくことが可能な金額が 思うほど高くないと言うことに原因があります。
数字で言えば、受益者の支払える金額が月に5万だとすれば 対応側が1人で5人をみることができて やっと5万×5人=25万。
これでは給料がやっとで、運営経費などはでませんよね。
ところが、これをなんらかのシステムで人数を増やすことができれば・・ 価格も廉価になって、運営側にもビジネスとしての 目算が立ってくるのではないでしょうか。
そのために必要なのは、膨大なシステムとノウハウかもしれません。
しかし、いったん会得してしまえば それが逆に参入障壁になりますから あとは「長期的な」ビジネスになっていくことができますね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『重サービス業化をめざしてみる』 価格競争に巻き込まれないためにも ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 重サービス業と言う言葉は初めて聞きましたが 言い得て妙な言葉かもしれません。
特に重サービス業で必至な要素の一つに「IT化」が あります。
私自身、少ない人数でのサービス開発・提供を 心がけていますので このあたりはとっても興味があることですし 敏感にならざるを得ません。
価格を下げることが適当なことなのではなく 高価格帯であっても、その価格帯において 「価格以上にお得」と思われるようなサービスを いかにして開発できるか?&維持できるのか?
という視点はとても大事にしたいところです。
●会社のデスノート トヨタ、JAL、ヨーカ堂が、なぜ? 鈴木 貴博 (著) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4023304689/maruruchan-22/ref=nosim
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