| ●くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ 熊本県庁チームくまモン (著)
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : なぜ、くまモンは熊本をPRしないのか?
☆本から学んだこと : ▼『熊本をPRしないPR戦略』(前回のご紹介) ▼『なぜキャラクター使用料を無料にしたのか?』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から学んだこと(続き)
▼『なぜキャラクター使用料を無料にしたのか?』 前回は、くまモンがなぜ熊本をPRしないのかについて ご紹介しました。
今回はくまモンのキャラクター使用料をなぜタダにしてしまったのか? このことに焦点を当てます。
初めてのくまモンのキャラクター商品は、 2011年に九州新幹線の開業記念商品として発売された エースコック社のスープ春雨でした。 (もっともこの商品自体は、東日本大震災により材料が調達できない というハプニングがあり、短期間で発売中止になったのでした。)
その後、くまモン自身が日本国内の食品メーカーに営業に出かけ、 熊本の名産品とタイアップした商品を次々に発売しました。 カゴメ、グリコ、サントリーなどなど・・・。 スーパーなどでくまモン商品を見かける機会も多くなりましたよね。
くまモンのキャラクターのロイヤリティー(キャラクター使用料) は無料です。
くまモンが有名になることで、自然と熊本に有名になるという 発想からでしょうか。
使用料を取るようにすれば、熊本県にお金は入ってくるのでしょうが、 その分、メディアへの露出は期待できなかったのだろうなぁとおもいます。
全国的にくまモン商品が出回ることで、くまモンの知名度は ますます上がり、熊本県の認知度や関心も同時に高くなっているのです。
熊本県に限らず、本当に日本各地でくまモンの顔を見ることができます。 今後の展開としては世界にも目を向けているようです。
こうして今はこういったキャラクター戦略は成功したと言えると おもうのですが、 キャラクター使用料を無料にしたという決断はできるようで、 できないことだと、私は考えます。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『人が自然に集まるようなあっと驚くような面白いことを考えてみる。』
目の前の利益も大事ですが、もっと先を見据えた戦略を。 ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
スーパーに行くとデコポンのドリンク。 はたまた、観光地のおみやげ屋さんにくまモンのキーホルダーや Tシャツが売られています。
くまモン=熊本県というイメージがある私にとって、 「んっ?ここは熊本ではないはずだったけど・・・。」と思ったりします。
もちろん熊本に行ったときにはくまもんであふれていました(笑)
そんなくまもんは子どもたちにとっても身近な存在になっているので、 商品を手にとってもらいやすいのだろうと思いつつ、 私自身もデコポンのドリンクを手に取るのでした。
ディズニーやキティーちゃんなどと同じようなレベルのキャラクターに 近づいているような気がしました。
●くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ 熊本県庁チームくまモン (著) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4344982983/maruruchan-22/ref=nosim
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