| "●その数学が戦略を決める イアン・エアーズ (著), 山形 浩生 (翻訳)
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆本の著者に聞きたいこと : 絶対計算とうまくつきあっていくには?
☆本から得た気づき : ▼『専門家 vs 絶対計算』(昨日のご紹介) ▼『では、専門性に将来はないのか?』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆本から得た気づき(続き)
▼『では、専門性に将来はないのか?』 では、絶対計算に対して分が悪い「専門家」というのは もう不要になってしまったのでしょうか?
たしかに、予測競争という意味においては 絶対計算の方の優位性は増すことがあっても 揺らぐことはないかもしれません。
データ量が十分であれば絶対計算の方に優位性が ありますから。
しかし、例えばデータ量が十分でない事象の予測をする場合 当然ながら絶対計算の結果からは精度の良い予測は 得られませんから、専門家の活躍の余地が残っています。
その上で、ではそれ以外では?というと 絶対計算と対決しよう!と思うのではなく 絶対計算の結果を利用してやろう!と思えるかどうかが その運命の分かれ道ではないでしょうか?
大量の結果を基に、冷静に計算を実行する 絶対計算ですが、それは経験に基づく「直観」が 正しいかどうかを簡単に示してくれる、いわば補助してくれる 関係にあるはず。 その分の空いた時間をより違う方面につかうことで ただ単に活躍の場が変わるだけで、敵対関係にならなくても よいはずだということを著者はおっしゃっていると 私は受け取りました。
特に、今の時代は「情報も過多」ですし専門性も より細分化されていく傾向にあるはずなのに 「○○全体の専門家」であるかのように、動いているし 見られている人が多いと思います。
すると・・・直観が働かないことであっても 専門家のように発言しないと行けなかったりすると・・・
より予測が外れてしまいますから(笑) 絶対計算とは仲良くしていきたいモノですね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★ 『絶対計算は敵ではなく、力強い味方』 あなたが仲良くしようとする限り ★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 本文中ではチェスの例をあげましたが 将棋で同じ事をしようとするとどうなるか??
以前にこの命題を知ったときに、その際には 「将棋」には取った相手の駒を再度利用するという選択肢があるので チェスに比べて、考慮すべき選択肢が膨大になりすぎて 当時のコンピュータの能力では追いつかないので 将棋の名人には勝てないという話になっていました。
が。。。数年前のことなので現状ではどうなっているかは 私はわかりません。 誰か知っている人がいたら教えてください。
コンピュータによる絶対計算。 データが膨大すぎるし、自分の力量では分析ができないと あきらめてしまう人が多いかもしれませんが 最初はちょっとしたところ、例えばエクセルの計算などからでも いいから親しみ始めると、実は思ったよりも簡単に 取り組めるし、いろんなところですでに利用されているんだー という事実に気がつくかもしれません・・・
●その数学が戦略を決める イアン・エアーズ (著), 山形 浩生 (翻訳) http://amazon.co.jp/o/ASIN/4163697705/maruruchan-22/ref=nosim"
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