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ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 [by C.K.プラハラード (著), スカイライト コンサルティング (翻訳)]

2005-09-15
4901234714 ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略
C.K.プラハラード スカイライト コンサルティング

英治出版 2005-09-01
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posted at 2005/09/17

★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
  『BOP?』

   「Bottom Of the Pyramid(ピラミッド)」の略です
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆気になったキーワード

 『イノベーション』   『富を創造』

 『ネットワーク』   『取引継続力』

★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
  『従来考えられなかった市場とは?』
                              
   これまでの企業が見向きもしかなった市場とは?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼『フレームワーク:貧困を緩和する』
 ▼『消費力を作り出す』
 ▼『イノベーション:プロセスの革新』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ▼『フレームワーク:貧困を緩和する』
  これまでの一般的な常識ってこんなものではないですか?

   BOPな人々は、貧困だ。
   だから生活に必要最低限のものしか買うことができないので
   それ以上のサービスは提供しても無駄だ。

  あたっている部分がまったくないとはいいません。 
  
  戦争・内戦から着の身着のままで逃げてきた難民のみなさん
  などは、そういう感じですよね。命がまず一番大事ですから。

  
  ところが、先進国以外の人間がみなそうだ!というとそんなことは
  ないのです。

  実際には【創造的な起業家】でもありますし【価値を重視する消費者】
  でもあるのです。

  それが「お金が少ない」という理由だけで、購買力が低いだけ。
 
  ですから、企業として、自身の本業の英知をもって
  【貧困をなくすフレームワーク】を作り出すことができれば
  貧困の撲滅と、企業の発展を両立させることができるのです!

 
  おなかをすかせている人がいたら「魚をあげる」のではなく
  「魚の釣り方を教えてあげる」のが未来を考えたときに正しいこと。
  そして、釣りのえさを買ってもらうことで自らもWinになれますよね?

  もしあなたが魚のえさを売っている企業であれば
  こういうアプローチができると思いませんか?

  - – – – – – – – – – – – – – – – – –
 ▼『消費力を作り出す』
  さて、そうはいっても最初の取っ掛かりをどうしましょう?
  
  普段自分たちが販売している価格の高い商品を持っていっても
  もちろん売れません。

  そこで、、、、「消費力をつくりだしましょう」
  
  BOPの世界でも買ってもらえるような商品を開発するのです。

  え?BOPにあわせて新しい商品開発をするのは
  開発費にあわないよ!!!

  商品開発=新商品 というのではないんです。

  たとえば「使いきりパック」。
  量を小分けにすれば、当然ですが商品価格を下げることができますよね?
  
  価格が手ごろになれば、購入してもらえる可能性も高まるんです。
  この手ごろな価格に見合う価値がある!と思ってもらえるならば。

  これは何を改善しているかというと、自らの商品に対する
  【アクセス】を改善しているんです。

  今まで先進国で売っている商品ではなく
  BOPの【時間】【場所】にあわせた商品パッケージとすることで
  彼らの「消費力」を作り出すことができるということ。

  彼らは一人一人の購買力が高くなくても、人数の絶対数はすごいです。
  このアプローチであれば、これまで手付かずの巨大市場へ
  入っていくことができるんですね♪

  これを今のインターネットの世界に当てはめてみると
  最近、【情報起業】というコンセプトが盛んです。

  みなさん1万円とか2万円の高額商材を販売されています。
  まさに「先進」している人にしか買えない価格です(^^;;)

  ですから、まるるちゃんがe-Bookを販売するとしたら
  もっと手ごろな価格のものにしたいな~と思うんです。

  だってより広範囲の方に読んでもらいたいですからね(笑)

  - – – – – – – – – – – – – – – – – –
 ▼『イノベーション:プロセスの革新』
  これまで、BOPの世界で商売をしようとして失敗した事例が
  多いのは、
    先進国向けの商品をそのままBOPでも販売しようとした
  からではないでしょうか?

  もし、パッケージを変えたとしても実はそれだけでは
  だめなんです・・。

  
  なぜなら、一般的に先進国に比べてBOPの方が
  【使用環境が苛酷】であるからなんです。

  普段、まるるちゃんはじめみんなが気軽に使っている電気製品。
  これをBOPの世界にそのまま持って行ったら
  壊れてしまう確率はかなりあがります。

  なぜなら
   ・電源が安定してない(電圧の変動・頻発する停電)
   ・温度・湿度環境が過酷
   ・メンテナンスする知識の不足/熟練技術者の確保が難しい
   ・サポート拠点の確保の難しさ

  これだけでも、エンジニアとしては結構げんなりきます(笑)

  
  ですから、発想を変えましょう。
  
  「BOPでつかえるものを最初から開発する」

  こうすることにより、実はとてもいろんなものが得られるんです。
   ・熟練していない人でも作業対応が可能になる【作業の標準化】
   ・プロセスを簡単に
   ・過酷な使用環境にも耐える
   ・コストを低く抑える(でないと買ってもらえない)

  これって実は、その後に先進国にもっていっても
  十分に使えるものですよね??

  そうなんです。実は先進国向けビジネスって、コスト・環境などの
  面である程度の「甘え」が比較的許される市場なんです。

  ですから、「厳しい」市場で鍛えられたBOP生まれのサービスは
  そのまま「先進国」市場に持ち込むことができると思いませんか?

★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
  『BOPで成功すれば垂直展開できる!』
                              
   これまでの発想とは逆の展開!
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
 
 今回の一冊は、アマゾン・ドットコムが選んだ2004年全米No.1
 ビジネス書、『The Fortune At The Bottom Of The Pyramid』の
 邦訳版です。
    ※参考:『The Fortune At The Bottom Of The Pyramid』
   http://amazon.co.jp/o/ASIN/0131467506/maruruchan-22/ref=nosim

 いままで、一般的に「世界市場」というと
 先進国のレベルが中心に考えられてきました。
 
 そう、「お金を持っていないと物は買ってもらえない」

 これは一面真実ですが、実は真実でない部分も含んでいるってこと
 なんですね。

 持っているお金の量が問題なのではなく
 自分がサービスしている領域に使ってもらえる、お金がいくらなのか?
  
 これが問題なのです。

 日本人は不動産・持ち家を買うのが大好きですが
 逆に、川に船を浮かべて住んでいる人や
 土地を不法占拠して住んでいる人なんかは、いつなくなるか
 わからない家に投資をすることはまずないわけです。

 すると、その分お金は違うところに使われるんですね。

 携帯電話をみなが使うようになって、音楽業界のCDの
 売り上げが減ったといいます。
 
 持っている可処分所得がいったい今、どこに使われているんだろうか?
 これに注目しないといけませんね。

 ちなみにまるるちゃんは、携帯電話もCDもどちらにもあまり投資
 していません(笑)

 ということは、その分の可処分所得は????
 セミナーや教材費ですね(爆)

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略
ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略

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