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エンジニアがビジネス書を斬る! > 経営 > 隣りの成果主義 [by 溝上 憲文 (著)]

隣りの成果主義 [by 溝上 憲文 (著)]

2005-09-17
4334933475 隣りの成果主義
溝上 憲文

光文社 2004-11-19
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posted at 2005/09/17

★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
  『成果主義は失敗?』

   不満がたくさん聞こえてくる・・・(^^;;)
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆気になったキーワード

 『経営者』   『評価-無能』

 『賃金格差』   『日本型』

★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
  『成果主義でいいのか?』
                              
   今の成果主義はどんな問題があるんだろう?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼『人件費を流動費に!-固定費削減』
 ▼『日本型成果主義-折衷型』
 ▼『目標管理-最大の問題』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ▼『人件費を流動費に!-固定費削減』
  経営者いわく「成果主義から逆行することはない!」

  さて、なんでなんでしょう?

  それは、経営者の立場に立ってみれば当然のことなんです。

  日本の労働者というのは、労働3法という法律によって保護されています。
  その中に
     解雇は簡単にできない
     給与はかならず現金で支払うこと(現物給与は許さない)
  というのがあります。

  これって、つまり会社が利益が出ない状況であっても
  人件費という給与は支払い続けないといけないってこと。

  社長さんからすれば、「なんで?」って思いますよね。
  もうかってない=ほとんどの場合社長が借金までしてるのに
  給料を払わないといけないんだ!ってね。

  ところが成果主義=利益・成果に応じて配分であれば
  ちゃんと原資がある状態からお金が払えるわけです。

  最近、広告よりもアフィリエイトといわれる「成果報酬」が
  流行っているのもまさにこのあたりが理由ですよね。

  利益がでてから初めて報酬を払えばいいんですから!

  ・・・・
  ただ日本人的感覚だと、
    「いくら成果がでたからって高すぎじゃない?」
  という話も起こってきそうですね(笑)

  - – – – – – – – – – – – – – – – – –
 ▼『日本型成果主義-折衷型』
  ほとんどの日本企業では、完全成果主義ではありません。
  給与のうちのある割合が成果主義、残りはこれまでどおりの給与体系。

  するとこんなことが起こります。
  A先輩とB後輩がいて、A先輩はほとんど仕事がやる気がなく
  あんまり働いていない。
  B後輩はやる気満々で、今年はばっちり成果をだした!

  でも、これまでの給与差は5万円以上/月。
  成果主義によってつく格差は最大でも月に1万円。
  
  ってことは・・・・・5年がんばっても追いつかないってことですね。

  ばかばかしくなりません?働くこと自体が・・・。

  成果主義という名の下に、結局不条理と思われる
  格差が縮まっていないところが問題なんですね。

  この根本原因は、ほとんどの企業の成果主義において
  「減給・降格」がほとんど起き得ない制度になっていること。

  【減ること】これは確かに怖いですよね?
  
  でも例えば独立して商売をしている人にとっては
  増えることももちろんありますが、減ることだって当然あります。

  人間、正直言って5年も先の夢だけを糧にはがんばり続けられません。
  途中途中になにかマイルストーンがないとね。

  - – – – – – – – – – – – – – – – – –
 ▼『目標管理-最大の問題』
  成果主義の問題点の最たるところが、ここにあるといわれてます。
  
  問題となる点が
     ・目標設定の妥当性
     ・評価の妥当性
     ・近視的になってしまうこと
  がありますね。

  特に問題かなと思うのが、最初の2つ。

  数字だけを目標にすると、簡単な条件で達成された結果と
  困難な状況を打開して達成された結果との間に差がなくなってしまうんです。

 
  すると、人間だれもが簡単な目標にチャレンジしますよね。
  それって結果的に会社の未来を閉ざすことになるんです。

  まるるちゃんだって、「エンビジ」という媒体に
  無差別に広告をつければ、直近ではお金を稼ぐことができるかも
  しれません。
 
  でも、そんなの読んで楽しい方なんていませんよね?
  
  「エンビジ」においては部下も上司もまるるちゃん。
  だからこそ、目標設定も、結果に対する評価も
  納得づくでできるんでしょうね(笑)

★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
  『評価は永遠の課題』
                              
   理論上うまくいくものでも、使い方によってはぜんぜん駄目
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
 
 まるるちゃんは、ご存知のとおりサラリーマン。

 もちろん、会社もはやりの成果主義を採用しています。
 が、年齢によって加給される分もある折衷型ですね。

 で、、、上に書いたような不満がまさに的中(笑)

 面談した上司から
  「今ここで決めても、上で評価がひっくりかえるかもしれないから」
 なんて平然と言われちゃうんですよ(笑)

 ま、立場はわかっている⇒結局相対評価でしかなく
 原資が決まっている以上、どうなるかなんてわからん。
 と、思っているので上司の言っていることもわからんでもないんですけどね。

 その点、自分で事業をしているひとは【利益】という
 明確な成績表が、毎回毎回つきつけられます。
 
 だからこそ、大変だけど、やりがいがあるんですよね。
 明確に結果になる=成果主義ですから。

 
 会社組織であっても、明確に決める方法ってないんですかね?
 それをやるには、全員の給与をガラス張りにするしか
 なさそうな気もする・・・・。

 それなら、はっきりと【成果】⇒【給与】の関係がわかりますものね。
 人間関係に問題が発生しないのであれば・・・・ですが(^^;;)

隣りの成果主義
隣りの成果主義

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